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35GR  Monitoring Receiver




35GR

Monitoring
Receiver
for
10kHz-
3600 MHz


公開2010年5月25日


【技術情報】


35GR
感度・IP・S/N
(約195kB)



35GR
ANT入力vsRSSI
(約240kB)



35GR
アンテナ入力計算
(準備中)


35GR
VCO位相ノイズ
(約620kB)



35GR
DRM受信
(約700kB)

ALSETAC 35GR

35GR は、10kHz 〜 3600MHz を カバーするデスクトップ型の業務用広帯域受信機です。 
本装置は、長年に渡って蓄積した広帯域受信技術を惜しむことなく投入して開発、コンパクトで低コストながら計測用テストレシーバーに匹敵する高性能を発揮する
シンプルな広帯域受信機です。受信機として基本性能を最重要視して開発しており、複雑な機能はあえて搭載していません。 デスクトップ受信機のひとつの完成形としてはもちろん、様々な受信システムのコアユニットとしてもご活用していただけます。


製品概要

本装置は、さまざまな業務ユーザーのニーズに対応するため、感度、選択度、強信号特性など、受信機の基本要素を高次元でバランスし、優れたリニアリティを安定的に発揮します。

高性能なRF部分を制御する論理回路は、高能力 32ビットMCU (Micro Controller Unit) を中心にしたシンプルでスマートな構成を採用しています。ユーザーからのキー入力やダイヤル操作、 各DDS、各帯域のフィルタなど複合的に信号処理に関わる、それぞれのパートを適切に制御、広帯域受信機として、高速動作を実現しています。 
高速動作 と IF(中間周波)出力

低消費電力で低ノイズな32ビットMCU によって制御されるシンセサイザーのセッティング時間は2mS 以下に抑えられており、高速かつ安定したメモリースキャンやサーチを行うことができます。 
AGCに影響されない最大10MHz幅のIF(中間周波数)出力機能をもち、良質な信号を必要とする高度なデジタル信号解析装置の高性能広帯域フロントエンドとしても活用していただくことができます。 

基準発振器を選択可能

内蔵しているリファレンス発振器での動作のほか、複数の受信機から構成するシステム用として外部からの基準信号に同期したスレーブユニットとして動作することができます。

独立した復調モードと IFフィルタ選択

本装置は、ユーザーによって復調モード(AM, FM, USB, LSB, CW) と 第3IF(455kHzフィルタ)の幅を
独立して選択することができます。多種多様なユーザーのニーズに対応させた機能です。

アルミダイキャストケース

筐体は堅牢でコンパクトに設計されており、上下ケースとフロントバネルは、アルミダイキャスト製、背面はステンレスバネルで構成されていて、電気的にも機構的に非常に安定した性能を発揮します。 業務用にふさわしく、内蔵スピーカーは音響的に音声周波数帯が明瞭に聞こえるように筐体設計の段階から工夫されています。 

オーディオ回路にもこだわり

ミュート時の残留ノイズを大幅に低減するため、本装置の低周波増幅段は、一般的なオーディオICに頼らず、ディスクリート部品で構成されています。 内蔵スピーカーでは業務向けの設計ため音声周波数が強調されますが、オーディオ用の外部スピーカーを接続すると、豊かな低音から伸びやかな高音までを楽しむことができます。またFMステレオ放送にも対応していますので、FM放送がステレオ受信できている状態では、ライン出力には左右を分離したオーディオ信号を出力します。さらに、低周波段のハイパスフィルタとローパスフィルタのカットオフ周波数は、
それぞれ4種類が組み込まれており自動選択のほか、ユーザーよって任意選択もできるようになっています。 

12kHz オフセット信号出力

本装置には、サウンドカードを使ってPC上で復調をされるソフトウェア受信機(SDR)用に、12kHzオフセットをしたアナログ出力ができます。この機能とで、PC上でのDRM放送(Digital Radio Mondiale)の復調などにも活用できます。

信号強度直読機能

本装置は、受信した信号の強度を表示するSメーターのほか、dBm単位での表示ができます。レベルスケルチは、dBm単位で設定できるようになっています。 広帯域に渡って高い直線性を発揮する35GRシリーズの特徴的な機能です。


35GR 仕様概要

受信周波数範囲 10 kHz - 3600 MHz
復調モード FM, AM, USB, LSB, CW
受信方式 トリプルスーパーヘテロダイン方式
IF幅選択(第3IF) 2.4kHz, 5.5kHz, 7.0kHz, 15kHz, 30kHz, 110kHz, 220kHz
周波数安定度 ≦±1.0 ppm @ -10℃ 〜 +55℃
周波数分解能 最小 1Hz
中間周波出力 (次の3種から選択制御が可能)
第2IF : 10.7MHz (10MHz幅)、10.7MHz (第2IFフィルタ通過後)
第3IF : 455kHz   
チューニングステップ 1Hz - 999.999 kHz 設定可能
(プリセットされているチューニングステップ)
1Hz / 10Hz / 50Hz / 100Hz / 500Hz / 1kHz / 5kHz / 6.25kHz / 8.3kHz / 9kHz / 10kHz / 12.5kHz / 20kHz / 25kHz / 30kHz / 50kHz / 100kHz / 500kHz
アンテナ端子 BNC 型 1系統 (50Ω)
メモリーチャンネル数 1000
サーチバンク数 20
RF 最大入力レベル +20 dBm
相互変調歪(代表値)
受信周波数
(MHz)
ダイナミックレンジ (dB) IP2(dBm) IP3(dBm) プリアンプ
2.6 88 +40 +14 off
88 +12 +2 on
14.1 90 +34 +30 off
88 +10 +7 on
122.9 88 +63 +3 on
434.9 88 +81 +5 on
650.9 88 +72 +4 on
950.9 89 +76 +5 on
1280.9 90 +43 +7 on
2400.9 85 +36 0 on
スプリアスレスポンス 70dB 以上 (80dB typ.)
イメージ妨害比 70dB 以上 (80dB typ.)
内来スプリアス -107 dBm 以下
受信感度

10kHz - 40 kHz -85 dBm CW 12dB SINAD
40 kHz - 150 kHz -97 dBm CW 12dB SINAD
150 kHz - 500 kHz -107 dBm CW 12dB SINAD
500 kHz - 2.5 MHz -104 dBm AM 10dB S/N
2.5MHz - 30 MHz -110 dBm AM 10dB S/N
30MHz - 3400MHz -117 dBm FM 12dB SINAD
3400MHz - 3500MHz -115 dBm FM 12dB SINAD
3500MHz - 3600MHz -112 dBm FM 12dB SINAD

NF 14 dB以下  (10 dB typ. @ AM : BW=6kHz, AGC=off)
S/N 50 dB 以上 (55dB typ. @ FM : BW=15kHz, dev. = 3.5kHz, -50dBm)
位相ノイズ
≦-75dBc/Hz @0.1kHz (-82dBc/Hz typ)
≦-80dBc/Hz @1kHz  (-90dBc/Hz typ)
≦-90dBc/Hz @10kHz (-95dBc/Hz typ)
≦-110dBc/Hz @100kHz  (-115dBc/Hz typ)
≦-130dBc/Hz @1MHz  (-138dBc/Hz typ)
スキャンスピード 約 120ステップ /秒 typ.
アンテナ入力端子
BNC ジャック 50Ω
シリアル制御端子 RS-232C / USB (ブリッジチップ FTDI FT232BL)
(115.2kbps, 57.6kbps, 38.4kbps, 19.2kbps, 9.6kbps、設定可能)
リアルタイムクロック精度 月差±20秒 (常温)
タイマー機能 オンタイマー、 オフタイマー、スリープタイマー 各1系統
使用温度範囲 -10℃〜 +55℃
電源電圧 DC 11-15V  
消費電流 最大 970mA
低周波出力 1W (8Ω) 外部スピーカー出力端子 / 60φ 内蔵スピーカー 
入出力端子など
液晶表示器(バックライト付) 1
スケルチ/音量ツマミ 各1
操作キー 24
ダイヤル 1
電源端子  1
外部スピーカー端子 (3.5φミニジャック) 1
オーディオライン出力端子 (RCA-J) 2
映像出力端子(未接続 RCA-J) 1
アクセサリ端子(ミニDIN 8ピン) 1
中間周波数出力端子(BNC-J) 1
基準周波数入力端子(BNC-J) 1
シリアル制御端子1 (D-sub 9 ピン) 1
シリアル制御端子2 (USB) 1
アンテナ入力端子 (BNC-J) 1
本体寸法  131 (W) x 80 (H) x 224 (D) mm (突起物含まず)
重量  1.7 kg

◆ 仕様は製品改良のため、予告なく変更する場合があります。



35GR Block pdf
10kHz 〜 3600MHz 超広帯域を連続カバー
0.01〜3600MHzの超広帯域を、SSB、AM、FM(WFM)、CW でカバー。さらに良質な中間周波信号の出力を機能を備えています。復調段に渡す前のIF幅は、受信モードと独立して選択設定することが可能となっており、さまざまな電波の監視、 通信内容の聴取に対応することができます。(左画像をクリックするとPDFファイルが別ウィンドウで開きます)

低ノイズ 32ビットMCU による高速動作
広帯域に渡って安定した高速動作を可能とする複数のDDSを適切に配置し、 シンセサイザーのロックスピードは 2mS 以下に抑えられています。それらハードウェアを制御する32ビットMCU は周波数の計算処理をはじめ、ハードウェアのあらゆる制御を高速に行っており、ダイヤルモードに限らず、毎秒120ステップ(チャンネル)のスキャンレートを実現しています。

35GR series ANT vs RSSI
広帯域に渡って、非常に優れた直線性

広帯域受信機で重要なゲイン配分を徹底的に吟味しました。本装置 は、広い周波数範囲に渡って、左画像のように非常にすぐれた直線性を発揮します。 
(クリックで別ウィンドウが開きます)

計測用テストレシーバーに匹敵する基本性能をもつ本装置は、高いリニアリティを発揮することによって、広帯域に渡る確実性の高い信号強度モニタリングを可能にしています。


多彩なコマンドを搭載


本装置 には、多彩なコマンドを用意しています。スタンドアロン受信機としてはもちろん、受信ユニットとして、受信機の基本制御のほか、メモリチャンネルやサーチに関する制御、信号強度の高速読取など、さまざまなシステムに対応することが可能です。


リアルタイムクロック搭載

本装置 には、実用的なリアルタイムクロックを搭載しています。 本体の時計表示、タイマーなどのほか、遠隔地などに設置されるなど、受信(記録)時刻の重要なシステムへの応用にもご活用いただけます。






コリンズメカニカルフィルタ (オプション)

本装置 には独立選択できる第3IF(455kHz)フィルタ が搭載されています。 オプションフィルタとして 2種類のコリンズ製メカニカルフィルタを搭載することができ鋭い肩特性を楽しんでいただくことができます。

弊社で採用したメカニカルフィルタは、Rockwel Collins 社製で7ポール構成です。 通過帯域 500Hz の CMF05 (CW用)と 通過帯域6.5kHz の CMF65 (AM用)を用意しています。

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